夏の朝、早起きしています。
「水の球体」に出合うためです。
それは、ワレモコウの葉の先にできる水滴です。
朝露のように、葉の全体が濡れるわけではありません。
葉のギザギザに一つづつ。吸い上げられた水が、葉の水孔から出ているのだそうです。
普通、水滴って、下が膨れた涙型をしているでしょ。
でも、この球体は、その部分だけ無重力空間にあるかのように、まん丸なんです。
まるで、宇宙飛行士が宇宙船の中でストローから出して見せる水滴のように。
まるで、夜空に浮かぶ月のように。
さあ、明日も早起きしてみよう!
菅野 潤
「センス・オブ・ワンダー」の一節を読んでる気分になりました。日常生活にある自然の神秘さへのアンテナ、わたしも感度を高めたいと思います!(ビビビビー!)(野口卓也)